ウルトラマラソンの魅力と完走できる走力目安|大会選びのコツも紹介

ウルトラマラソン

フルマラソンを何度か完走していくと、興味を持ってくるのが『ウルトラマラソン』です。

近年、ランニングブームの影響からかフルマラソンの人気がスライドしてウルトラマラソンのブームも巻き起こしています。

もちろんフルマラソンに比べると全体の参加人数は少ないですが、大会によっては数十分でエントリーを締め切ってしまうほどの人気大会もあります。

こちらのページでは、そんなウルトラマラソンの魅力や実際に完走する為に必要な走力目安、完走しやすい大会選びのコツについても紹介していきます。

ウルトラマラソンに興味を持ち出した方の参考になると思います。

ぜひご覧下さい。

ウルトラマラソンとは?

まずウルトラマラソンの定義ですが、『フルマラソン以上の距離』をさします。

ですから、55kmの大会でも100マイル(約160km)の大会でもウルトラマラソンと言うのです。

海外ではトレイルレースも含めフルマラソン以上のレースをウルトラマラソンと言うようですが、日本ではトレイルを除くロードのレースでフルマラソンより長い距離のレースを一般にウルトラマラソンと呼ばれています。

こんなウルトラマラソンですが、代表的なのが100kmレースです。

ウルトラマラソンと言えば100km!とイメージする方も多いくらいに認知度が高いです。

ウルトラマラソンの魅力

ここでは、ウルトラマラソンの魅力について4つ紹介していきます。

1日中走っていられる

フルマラソンでは、速いサブスリーランナーで3時間程度、ゆっくり完走ギリギリのランナーでも7時間とイメージとしては半日ですが、実際にはそれほど長い時間ではありません。

それに対してウルトラマラソンでは、市民ランナーで速い人でも8時間、制限時間は大会にもよりますが、100kmの大会では13時間~15時間設定。ほとんどのランナーは10時間以上~制限時間ギリギリに近いところでゴールします。

つまり、文字通り半日かけてレースに挑みます。

100kmだと早朝の4時~5時くらいにスタートの大会が多いです。この為、日の出から日の入りを眺めながらレースを楽しめるというのが魅力の1つです。

また、一般的な市民ランナーの場合は、フルマラソンのように息をハァハァさせながら走るような事はしません。

マラソンとピクニックを合わせた『マラニック』に近い感覚もありますね。

景色を楽しめる

息をハァハァさせないで走る分、ペースには余裕があります。

景色の写真を撮りながら走るのも楽しみの1つです。

また、ウルトラマラソンの大会は自然がいっぱいのコースが多いので、マラソン自体が観光のような感じになります。

旅行のついでにウルトラマラソン、ウルトラマラソンのついでに旅行!という風に楽しみ方はそれぞれです。

エイドを楽しめる

大会にもよりますが、ウルトラマラソンでは開催される土地にゆかりのある補給食を用意してあるケースが多いです。

地元企業の有名店の補給食なんかも人気です。

具体的には、フルーツやクッキー等のお菓子、おにぎり等ですね。

エイド毎に止まって補給食を食べて走るのも楽しみ方の1つです。

フルマラソン以上の達成感

フルマラソンを何度か完走していると、達成感が薄れていきます。

ウルトラマラソンは距離が長い分、様々なトラブルが発生しがちです。

脚のトラブルや体力の限界、補給の失敗でのハンガーノック等、自分の問題と天候不良等に対応できるマネジメント力も試されます

走力のあるランナーでも天候不良に対応できず泣く泣くリタイアしてしまうケースも多々あるのです。

そのような事を乗り越えて完走した時の達成感はフルマラソンを越えます

100kmのウルトラマラソン!完走できる走力目安とは?

大会にもよりますし、スタミナ型なのかスピード型なのかの体質も関係していきますが、

おおよその目安として直近のフルマラソンの完走タイム×3倍が100kmウルトラマラソンのタイムの目安とされています。

例えば気候も涼しい時が多く高低差も少ない『サロマ湖100kmウルトラマラソン』では制限時間が13時間です。

ですから、平坦なコースでのフルマラソンでは13÷3=4.333…なので4時間20分でのゴールタイムを持っていれば完走できると言われています。

あくまで目安ではあるので、ウルトラマラソンに特化した練習を行っていけば、フルマラソンのタイムがもう少し遅くても100kmの完走は狙えます。

サロマ湖100kmウルトラマラソンは制限時間13時間ですが、他の大会で15時間制限のところもあります。

15時間制限のところであれば、フルマラソン5時間程度のタイムでも完走を狙う事ができます。

ただし、後述するようにウルトラマラソンは高低差と気温が完走タイムに大きく影響していきます。

制限時間が緩い大会は、コースが高低差が大きい大会も多いです。

総合的に判断して挑戦していくべきでしょう。

このような事を考慮しても目安としては、最低でもフルマラソン4時間40分以内での完走経験を得てから挑戦するのが無難とは言えます。

ウルトラマラソン初挑戦!完走できる大会選びのコツ

制限時間が長い

制限時間がなるべく長い大会を選んでいくと完走の確率が高まります

ただし後述する高低差と気温も関係してきますので総合的な判断が重要になってきます。

暑さにも強く、坂道の登りも下りも苦にならない!という方であれば、制限時間の長い大会だけで選んでもOKです。

コースの高低差が少ない

高低差の少ないウルトラマラソン

<出典:サロマ湖100kmウルトラマラソン

高低差の大きさは完走の難易度に大きく影響していきます。

ウルトラマラソンの場合はフルマラソンと違って距離も長いですし、より田舎の道を走る事が多いです。

それにより山になっている部分も含む道が多い為、どうしても高低差が大きい大会が多いです。

フルマラソンのように勢いで登りも走るというよりも、ウルトラマラソンの場合はトップの選手以外では、急な坂は歩いて進むというスタンスの方も多いです。

その部分を歩いて脚を温存させるという考えですね。

それ自体はレースマネジメント的には正解なんですが、歩いた分タイムが遅くなってしまうというわけです。

制限時間と密接な関係にはありますが、なるべく高低差が少ない大会を選んでいくと完走にグッと近づきます。

涼しい時期、地域の大会を選ぶ

ウルトラマラソンは、早朝スタートから夕方ゴール設定をしている関係上、フルマラソンのように冬場が本番!という事ではなく、おおむね4月~10月、または沖縄のように年中暖かい地域の冬に行われる大会が多いです。

その中でも夏場の暑い時期に行われるウルトラマラソンの大会は完走の難易度をグッと上げてしまいます。

できれば、4月~6月、10月~11月の大会や冬の沖縄の大会等、涼しい季節や地域の大会を選んでいきましょう。

オススメのウルトラマラソン大会!

ここでは日本国内で行われるウルトラマラソンで100kmの部がある人気大会を紹介していきます。

ウルトラマラソンと言えば、他にもっと難易度の高い大会もあります。

ここで紹介するのは100km初挑戦でも比較的完走しやすい大会です。

ただし、年によっては気温等の気象条件で完走率が50%台になる事もあります。

サロマ湖100kmウルトラマラソン

サロマ湖100kmウルトラマラソン

<出典:サロマ湖100kmウルトラマラソン

6月最終週の日曜日に行われる日本国内で最も人気のウルトラマラソンの大会です。

2017年、2018年とエントリーも30分程で締め切られてしまいました。

男女共に100kmの世界記録はこの大会で出ている程の高速コースです。

高低差も少なく、基本的には涼しい年が多いですが、稀に暑い年に当たる事も。

制限時間は13時間と厳しいです。ただし全体的には走りやすいコースとなっています。

ウルトラランナーの間ではいつかはサロマに!と思われているレースです。

100kmの部の他、50kmの部もあります。

>>サロマ湖100kmウルトラマラソン公式ページ

宮古島ワイドーマラソン

宮古島ワイドーマラソン

<出典:宮古島ワイドーマラソン

1月の3週目に行われる事が多い沖縄県宮古島のウルトラマラソンです。

100kmと50kmの部、22kmの部があります。

100kmでは制限時間14時間と比較的長い方ではあります。

100kmのコースでは宮古島をほぼ一周するコースとなっており伊良部大橋も渡ります。

宮古ブルーを眺めながら走れるので人気の大会です。高低差は大きい坂はそこまでありませんが、小さな坂が複数あります。

天候に大きく左右される大会で、暑い年は気温が20度を越えますし、嵐のような天候だった年もあります。

本土では完全に冬の時期なので、気温以上に暑く感じる事もあるかもしれません。帽子など熱中症対策に充分気をつけて挑みましょう。

>>宮古島ワイドーマラソン公式ぺージ

富士五湖ウルトラマラソン

富士五湖ウルトラマラソン

<出典:富士五湖ウルトラマラソンFBページ

富士北麓公園をスタートとゴールとする大会で、5つの湖を回るFUJI5 LAKESの118kmと4つの湖を回るFUJI4 LAKES、100kmと3つの湖を回るFUJI LAKES、71kmのコースがあります。

富士五湖という大会名ですが、参加者が多いのは100kmの4つの湖を回るコースです。

こちらは制限時間が14時間となっています。

5つの湖を回る118kmでは制限時間が15時間と非常に難易度が高い設定です

100kmのコースは、高低差も全体的にアップダウンが激しい大会で、特にゴール前に85~95km過ぎの間に250m近く登らないと行けないのは疲れた脚にかなりの負担がかかります。

>>富士五湖ウルトラマラソン公式ページ

四万十川ウルトラマラソン

四万十川ウルトラマラソン

<出典:四万十川ウルトラマラソン

高知で10月の3週目に行われる100kmの部と60kmの部があるウルトラマラソン大会でサロマに次ぐ人気大会です。

エントリーも抽選に当選しなければならず、実際に走れるかどうかは運も関係していきます。

制限時間は14時間と比較的長く気温も10月という事もあり昼間は20度を越えてくる事も多いですが、全体的には比較的涼しいです。

コース途中の沈下橋が四万十名物とされており、全体的に自然が堪能できる大会です。

高低差は100kmのコースでは、スタートから20kmまでの間に600m登る難関が待ち構えています。

それを過ぎて35km過ぎまでに下ると残りは平坦~やや下り基調のコースです。

序盤をなるべく脚を使わず乗り切り時間制限にも余裕を持たせる事を両立すれば完走が見えてきます。

>>四万十川ウルトラマラソン公式ページ

柴又100kmウルトラマラソン

柴又100kmウルトラマラソン

<出典:柴又100kmウルトラマラソン

東京の柴又公園がスタートとゴールの河川敷を江戸川に沿って茨木に向かう折返しのコースです。

100kmの他には60kmの部があります。

6月の1週に行われる為、3週のサロマ湖100kmウルトラマラソンやその他のウルトラマラソンの練習として60km大会にエントリーしている方も多いです。

コースは全体的にフラットではありますが、東京都なので6月に入ると猛暑の日も。

制限時間は100kmで14時間なのでフラットなコースと考えれば難易度はそこまで高くありません。完走を左右するのは当日の気温が大きく影響を及ぼしてきます。

猛暑だと河川敷コースの為、日差しを遮るものが全くなく、かなり厳しい大会になります。

首都圏に住んでいる方は日帰りで行ける大会なのでコンディションも整えやすく挑戦しやすいと言えます。

>>柴又100kmウルトラマラソン公式ページ

まとめ

ウルトラマラソンの魅力と完走できる目安やオススメのウルトラマラソン大会について紹介していきました。

ウルトラマラソン完走には完走しやすい大会選びと練習での距離がものを言います。

練習を含めてウルトラマラソンと言われるのも事実としてあるでしょう。

数ヶ月に及ぶ練習をこなしていってからの完走はフルマラソンの達成感を大きく超えるものです。

フルマラソンを最低1回以上、できれば3回以上は完走経験のあるランナーにぜひウルトラマラソンへの挑戦をオススメしたいです。