9月13日、我々は次世代への扉を目の当たりにしました。Apple Special Eventにおいて、iPhoneシリーズの新型となる「iPhone XR」が発表されたのです。
同時に発表された3つのiPhoneの中では最も低価格となっており、iPhone5cを彷彿とさせる多彩なカラーバリエーションは聴衆の視線を釘付けにするものでした。
結論から言えば人気色はブラックとコーラルとの見解です。
今回はそんなiPhone XRのスペックから価格まで一気にご紹介していきます!
いつから予約できるの?発売日は?
iPhone XR予約は10月19日の16:01からスタートします。発売日は一週間後の10月26日です。
Apple storeだけでなく、国内王手携帯ショップ3社でも同時刻から予約開始がされます。
予約開始時から発売後数日は多くの人が全国のApple storeならびに携帯ショップに詰めかけることが予想されます。
キャリア版は各公式サイトや店舗にて予約が可能とのことです。
価格は?いくらで買えるの?
今回iPhone XRでは、64GB/128GB/258GBの3種類が展開されています。
それぞれの価格はいくらなのか、SIMフリーモデルで見ていきましょう。
モデル (価格は税抜き) | iPhone XR | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 |
64GB | ¥84,800 | ¥112,800 | ¥112,800 | ¥78,800 |
128GB | ¥90,800 | – | – | – |
256GB | ¥101,800 | ¥129,800 | ¥129,800 | ¥95,80 |
iPhone Xと比べるとiPhone XRの端末価格はおよそ3万円も安くなっていますから、手の届きやすい価格と言えるかもしれません。
さらに、iPhone XRでは128GBのモデルが展開されており、これが10万円をきっているのですから非常にリーズナブルでしょう。
しかし安いだけが魅力ではありません。次はスペックを見ていくことにしましょう!
iPhone XRのスペック紹介
iPhone XRのスペックを、過去のモデルと比較しながら見ていきます。
モデル | iPhone XR | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 |
画面サイズ | 6.1インチ | 5.8インチ | 4.7インチ | |
ディスプレイ | LCD(液晶) | OLED(有機EL) | ||
Liquid Retina HD | Super Retina HD | LCD(液晶) | ||
タッチセンシング | タッチセンシング | Retina HD | ||
:120Hz | :120Hz | |||
アスペクト比 | 19.5:9 | 16:09 | ||
コントラスト比 | 1,400:1 | 1,000,000:1 | 1,300:1 | |
解像度 | 1,792×828pic | 2,436×1,125pic | 1,334×750pic | |
(326ppi) | (458ppi) | (326ppi) | ||
カラー | 広色域(P3) / True Toneディスプレイ | |||
HDR | 非対応 | 対応(HDR10) | 非対応 | |
最大輝度 | 625cd/m2 | |||
3D Touch | 非対応 | 対応 |
こうして見てみると、iPhone XRはiPhone XとiPhone 8のハイブリッドという感じがしますね!
HDRと3D Touchが非対応なのは少し残念ですが、画面が大きくなったことや価格の割に解像度も良い点は評価できます。
それでは、より具体的に見ていきましょう!
筐体の特徴
iPhone XRはiPhone 8と同様に、アルミ素材のサイドフレームにガラスの背面パネルを採用しています。
デザインはiPhone Xと同じなのですが質感が異なるため雰囲気も一新されています。
このボディは航空宇宙産業で使用されている材質で、隙間がない緻密な構造になっているため、高い防水性と防塵性を兼ね備えています。
公式サイトによれば、最大水深1mで30分間も耐えられるだけの耐久性を実現しているそうですから驚きです。
また、カラーバリエーションがとにかく豊富で楽し容赦との差別化を図れます。
そのカラーラインナップは、イエロー/ホワイト/コーラル/ブラック/ブルー、そして最初からProduct Redが含まれた全6種類です。
サイズは150.9×75.7×8.3mmと、iPhone 8に比べると一回り大きくなっています。
横幅と厚みが増しているのが気になるところで、片手操作が難しくなるかもしれないところに注意が必要ですね。
カメラの性能
iPhone XRの背面カメラはiPone 8と同様シングルカメラに1200万画素です。
しかし、イメージセンサーが新型になっているため、画質の向上が見込まれています。
手ぶれ補正には光学式手ぶれ補正が搭載されており、ここはiPhone 8と同様です。
しかしカメラの仕様は従来モデルからグッと向上しており、次に特筆します。
カメラの仕様
・5倍デジタルズーム機能
・ソフトウェア処理によるポートレートモード
・クアッドLED
・True Toneフラッシュ / スローシンクロ
・4K動画(24/30/60fps)
・1080p動画(30/60fps)
・映画レベルの手ぶれ補正
・スローモーション
新たにソフトウェア処理によるポートレートモードなる仕様が搭載されました。
これは、デジタル撮影でありながらまるで一眼カメラで撮影したような写真になるような画像処理機能です。
レンズに正対する部分にはピントが合い、そこから外れるほどにボカシを入れることでより趣ある写真の撮影が実現可能となりました。
このポートレート機能には3つのエフェクト(自然光、輪郭強調照明、自然光)を使って撮影することが可能です。
映画レベルと説明されているこの手ぶれ補正は、フレーム単位で光学的な補正処理が行われるため、再生時にボケたりブレたりする箇所なく非常に見やすい動画に仕上がります。
生活の中のわずかな一瞬でさえも逃さない最高品質のカメラと言えるでしょう。
顔認証・Face IDに対応
iPhone XRではホームボタンが完全に廃止されています。
そのため指紋認証のTouch IDを使うことができなくなったので、前面カメラ(700万画素)のイメージセンサーの他にFace IDで使用するドットプロジェクターが搭載されています。
A12 Bionicの高性能プロセッサにより、か認証速度がかなり高速化されています。
そのためジェスチャー操作で簡単にロック解除ができます。
バッテリー稼働時間
スマホユーザーにとってバッテリーがどのくらい持つかが正直一番大事ですよね?
ここではバッテリー稼働時間を従来モデルと比較していきます。
モデル | iPhone XR | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 |
---|---|---|---|---|
連続通話 | 最大25時間 | 最大20時間 | 最大21時間 | 最大14時間 |
インターネット | 最大15時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
ビデオ再生 | 最大16時間 | 最大14時間 | 最大13時間 | 最大13時間 |
オーディオ再生 | 最大65時間 | 最大60時間 | 最大60時間 | 最大60時間 |
本体サイズが大きくなったことが影響して、バッテリー稼働時間は従来品の中で最長です。
iPhone Xより画面が大きいのにも関わらず、より長いバッテリー持続時間を実現したのには驚きですね。
通信機器がもはや生活の一部になっている我々にとって、一回の充電でより長く使用できるのは嬉しい点です。
また、充電の面においても優秀で、充電開始からたったの30分で最大50%の充電を可能にしています。
寝る前に充電をし忘れていて翌朝絶望するというあるあるがもはや解消されたのは文明の進歩を感じざるを得ませんね!
まとめ
新型iPhoneの発表は毎回世間で大きな話題になりますが、今回ご紹介したiPhone XRは従来のそれとは一味違います。
驚きのコストパフォーマンスに高いスペックが両立されており、まさに技術革新と言ったところでしょうか。
特筆すべきはその高性能なカメラ機能です。
このカメラがあれば、日々の些細な出来事も切り取って保存しておくことができ、毎日がより豊かなものになることでしょう。