世界の変わった休暇が斬新!有給消化率世界最下位・日本との差に愕然・・・

安倍内閣の働き方改革・休み方改革の動きで、日本でも「休日」のあり方に関心が高まっています。

しかし実際はというと、日本は2016年度・2017年度の二年連続「有給消化率世界ワースト1位」という結果に・・・。
(参照:「総合旅行サイト エクスペディア・ジャパン国際比較調査調べ」より)

そんな中、世界には日本では考えられないような「夢のような休暇制度」が普及しているのをご存知ですか?

今回は世界の有給休暇消化率や、世界の面白い休暇を調べてみました。

世界の有給休暇消化率ランキング、一位は?

画像出典:https://welove.expedia.co.jp/infographics/holiday-deprivation2017/

世界の有給消化率ランキング2017で「取得率100%」という結果を出したのは「ブラジル・フランス・スペイン・オーストリア」の4ヶ国。

その中でもブラジル・フランス・スペインの3ヶ国は年間取得有給休暇が「30日」もあり、そのすべてを消化しているという結果になっています。

「有給休暇支給日数が20日」の日本はというと、なんと驚きの「消化率50%」

休暇取得日数が30日と10日・・・世界と日本の差は歴然ですね(笑)

そもそも日本と有給休暇の最低保障日数が違う

 

バカンスが生活の一部となっている印象が強いヨーロッパ諸国では、日本と違って「有給休暇」がもともと長く設定されています。

欧州連合加盟28ヵ国の労働最低基準を規定する「労働時間指令」では、加盟国の年間有給休暇を最低「20日間保障」

日本の場合、労働基準法で定められている年間有給休暇は最低「10日間保障」されていますよ。

  • 日本の最低有給休暇保障日数:10日間
  • 欧州連合の最低有給休暇保証日数:20日間

先ほどの世界の有給消化率を表すグラフを見ていると、有給休暇消化率の高い国はヨーロッパ諸国が目立ちますね。

「消化率が高い国=休暇に対する意識が違う国」とも考えられるでしょう。

羨ましすぎ!?面白い世界の休暇をチェック

世界の休暇は、有給休暇消化率ワースト1位の日本では考えられないような「夢のような休暇」が存在します。

「有給休暇の最低保障日数や国が違えば、こんなにも休暇に対する意識が違うのか!」と思わされるものばかりですよ。

こんな休暇があったらどんどん消化しちゃいます(笑)

その中でも「世界の面白く羨ましい変わった休暇制度」を、いくつかチェックしてみましょう。

ペット先進国ならでは?イギリスの「ペット休暇」

ペット先進国として知られるイギリスでは、育児休暇ならず「ペット休暇」が存在します。

子供が誕生したときの育休はもちろんですが、この育休制度を拡大したものがペット休暇です。

  • 獣医への予約
  • しつけ教室
  • ペットを飼うことへの責任全うのためなど・・・

企業によって休暇日数はまちまちですが、その期間は「10時間~最長3週間」程度。

ペットを新しい家族と迎え入れたとき「新しい環境にペットが慣れ、絆を深める時間を」という考えのもと、導入された制度ですよ。

イギリスのIT企業・ビットソルソリューションズ社、イギリスに本社を置くビール製造販売会社・ブルードッグなど、多くの企業が取り入れています。

新しい年功序列?アメリカのサバディカル制度

アメリカ・カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ「アドビシステムズ社」では、勤続年数に伴ってそのぶん長い休暇が取れる「サバディカル制度」が導入されています。

勤続年数によって長期休暇を取得することができて

  • 5年~4週間
  • 10年~5週間
  • 15年~6週間
  • それ以降は5年ごとに6週間の休暇

日本では到底考えられない休暇制度!

勤続年数が長ければ給料が自動的に上がっていく日本の年功序列とは、違った考え方ですね。

また同じくアメリカにあるソフトウエア開発会社のエピックでは、5年ごとに1ヶ月の有給休暇が取れる「サバディカル・プログラム」が存在します。

さらに凄いのが、人生で一度も訪れたことのない国へ旅行すると、社員と同伴者の「飛行機代・宿泊代補助が支給」されるんですよ。

こんな嬉しい制度があったら、当然みんな積極的に休暇を消化しますよね。

猛暑が酷いから・・・中国の「高温休暇」

夏の気温上昇が半端ない中国南部の地域、上海や重慶などで取り入れられているのが「高温休暇」

猛暑があまりにも酷いのでレストランなどは客足が遠のき、売り上げが激減してしまうのが理由の一つだそうですよ。

調理場などはとても高温になるため、従業員の苦労も考えてのこと。

休暇日数は半日だったり数日だったりと気候によってバラバラなようですが、夏場の暑さが厳しい中国ならではの面白い休暇ですね。

また上海市では屋外や勤務場所の気温が33℃を超えた場合、社員に対して約3400円/月の「高温手当」を支給することも義務付けられています。

まさかの天災で政府が休暇発表?台湾の「台風休暇」

日本では天災(地震・台風・雷・洪水など自然現象)が起こったとき、学校が休校になることがありますが、台湾ではまさかの「台風休暇」が存在します。

学校の休校制度をそのまんま民間企業に適応した制度ですよ。

台風が接近しているとき、台風勢力に応じて政府が危険と判断した地域の会社や学校は「全て休校・休暇」となります。

情報はテレビやインターネットのニュースで発表されるのですが、発表される日時は「台風が上陸する前日」だそう。

台風の進路が急に変わることも少なくないので、そんな場合は堂々と休暇を楽しむそうです。

政府が前日から「明日は会社なんか休んじゃってオーライッ!」と発表してくれるなんて、暴風雨にビチャビチャになって出勤している日本とは大違い・・・ですね(笑)

どうして日本は有給休暇消化率最下位なんだろう・・・

どうして世界では有給休暇消化率が高かったり、日本では考えられないような休暇が存在するのでしょうか?

私は「そこには日本ならではの文化や風潮があるのでは?」と考えました。

 

長期休暇への罪悪感

何事にもマメで真面目に取り組む傾向がある日本人は、海外では考えられないぐらい細かく繊細な仕事も難なくこなしていきます。

しかしその一方「休んでる場合じゃない、仕事仕事!」と仕事一本になりがち。

プライベートを大切にする文化がある海外と違い、保障されている休暇があるにも関わらず「娯楽で仕事を休むなんて悪いなぁ~」なんて文化が、日本には根付いてしまっているように感じられます。

ましてやそんな風潮がある企業に勤めていれば、同僚が休んでいないのでさらに休みにくくなってしまうでしょう。

堂々と休暇を取得できるよう、企業もどんどん改革をしてほしいですね。

緊急時に残しておきたい

「冠婚葬祭や急なトラブルに有給休暇を残しておきたい」というのも、日本の有給消化率が悪い原因じゃないでしょうか?

もともと保障されている有給休暇が他国よりも少ないため、余計にその傾向は強いはず。

企業によっては冠婚葬祭やトラブル発生時に休みにくいところもあるため、堂々と休める有給休暇を残しておきたくなるんでしょうね。

有給休暇に対して上司の理解が乏しい

有給休暇は支給・保障された休暇ですから、本来は堂々と取得していいはず。

しかし会社の上司が

  • 休日もよく出勤している
  • 勤務時間外にも頻繁に連絡
  • 有給休暇を積極的に取得しない
  • いちいち個別に聞いてくる

上記のようなタイプだと、有給休暇は取りにくいですよね。

「俺は出勤してるのに最近の若い奴は休暇休暇と・・・」なんて小言を聞いた日にゃ、休みたくても休めません(笑)

そして有給休暇に対して理解の乏しい上司がたくさんいれば、企業に新たな休暇制度なんて生まれるはずはありませんよね。

世界の変わった休暇制度と日本の休暇消化率最下位~まとめ~

  • 日本は有給休暇消化率世界最下位・・・
  • そもそも保障されている最低日数に違いが!
  • 世界には変わった休暇が溢れている
  • 日本は意識や文化の違いで休暇を取得しにくい傾向が見られる

世界では社員の幸せや安全な生活を保障するため、羨ましく面白い休暇制度がありました。

こんな素敵な休暇制度があれば、有給消化率が上がるのも当然ですよね。

そんな中、日本は有給消化率世界ワースト一位・・・。

保障されている最低有給休暇日数も諸外国に比べて少なく、文化や風潮もあってか、まだまだ「働き方改革・休み方改革」に課題は多いと言えるでしょう。

しかし日本の企業には「様々な休み方や休暇制度」を取り入れている会社も、ちゃんと存在します。

就活・転職をする時は「給料が良さそう&安定志向」などで大手企業に目が行きがちですが、会社全体の風潮や制度・休みの捉え方も、しっかりとリサーチしていきたいですね。